人事担当者と話をしてみよう
こんにちは。さんななキャリアの佐々木です。
今回は、なんとなく会社や上司に不満をもった人や、ふと辞めたいかもと思った人向けのお話です。
ただし、人事担当者がいない会社にお勤めの方や、会社都合での退職となる方は対象となりません。ご了承ください。
普段、求職者様のお話をお聞きしていて、会社への不満を仲の良い同僚や友人にお話ししている方が多いと感じます。
愚痴のレベルでしたら誰かに聞いてもらうことでスッキリすることもありますから、ストレス発散という意味では大いに結構でしょう。
ところが、その状況が続いてしまうと精神衛生上好ましくなく、業務にも支障をきたすこともありますよね。
そんなときは、ぜひお勤め先の人事担当者にご相談してみてください。
会社の不満を人事担当者に相談している方はあまり多くありません。
ところが、人事担当者は相談相手としては社内で最も最適です。
人事というと、給与計算をしたり採用活動をしたり、いろいろな労務の手続きをしていて、あまり人の相談に乗ることはないというイメージだと思いますが、人事の最大の役割は組織を良い方向に牽引することです。
経営者には目指したい会社の方向性があります。良い悪いは別として必ずあります。
そしてそれを実現するためには組織の構築は必然で、その組織構築をする任務を課せられているのが人事です。
人が足りなければ採用活動をして、従業員の能力向上が必要なら研修制度を考えて、従業員のモチベーションが下がりそうなら対策を考えて。
要するに、組織上の人的リソースを最適化するプロなのです。
これだけは確実に言えますが、業務上の上司にあたるマネージャーは業務のマネジメントにおいてプロですが、人材運用面では人事担当者にはかないません。
しかしながら、人事担当者に会社の不満を聞いてもらっている人は意外と少ないのが現状です。
ちなみに、人事機能が有効に働いたことで従業員と人事の関係性が改善され、実際に離職率が低下するなどの成果につながっている遊技機系企業もあります。
もちろん人事担当者が一人ひとりの変化に気づいて声をかけてくれれば良いかもしれませんが、明らかに自分から相談しに行ってしまったほうが早いです。
私も過去に勤めた会社を辞めるときの人事面談で、入社以来話したことがなかったのに不満をヒアリングされ、「それとてもわかります。その点が当社の課題なんですよね」と共感してもらったことがあります。
もう少し冷たい対応をされるかなと思いきや、この人はこんなレベルのことでも問題意識があるんだなと思いました。
人事担当者とは日頃からあまり関わることが多くなく声をかけづらいと思うかもしれませんが、人事担当者は皆様からの相談を待っていると思いますよ。
ぜひ、勇気を出してランチミーティングなどにお誘いしてみてください。
今回はここまで。
佐々木智浩(@sasaki_37career)
株式会社さんななキャリア
代表取締役/中小企業診断士
遊技機開発専門の転職エージェントとして9年のキャリアをもつ。遊技機開発や生産の業態や職種知識を保有し、専門性の高いマッチング力が強み。自身も20年来の遊技ユーザー。国家資格の中小企業診断士を保有し、経営知識を活用した求人企業の分析も得意。
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