転職活動事例編vol.1(31歳パチスロサブ制御プログラマ)
こんにちは。さんななキャリアの佐々木です。
今回は転職活動の事例をご紹介したいと思います。
Xさん31歳。パチスロのサブ制御プログラマ。
Xさんは某転職サイトに情報収集目的で登録しており、弊社からのスカウトメールをきっかけにご登録頂きました。
「良いところがあったら転職したい」と書かれてあったものの、現職名が伏せられていたため、勤務地と職務経歴からなんとなく現職を推察し、希望条件に合致しそうな求人をご紹介できればと思いスカウト。
すると、「応募してみたいですが、まだ転職を決意したわけではないので迷っています」とお返事いただきました。
私からの回答は「転職を決意してからご連絡頂いても良いですし、お考えを整理するための壁打ち相手にして頂いても構いませんよ」とお返事しました。
そういった経緯から、まずはお会いしましょう、ということになりご来社頂くことに。
佐々木「どうして転職を意識し始めているのでしょうか?」
Xさん「30歳を過ぎて1社しか経験がないことに不安を覚えまして、今のままで良いのかな、と考えました」
佐々木「新卒で今の会社に就職して順調にご経験を積まれていますし、ご不安に感じる点がなさそうですが、、、具体的にはどういったことが不安なのでしょうか?」
Xさん「同期や先輩も皆転職しているので何となく自分も転職したほうが良いのかな、と。」
佐々木「なるほど、ともに切磋琢磨した仲間が去っていくのを見たら不安になりますね」
Xさん「そうなんですよ。いよいよ自分だけが残されてしまった感がありまして」
佐々木「ただ、仮に転職したとしたら、より孤独感感じませんか?転職先は基本的に知らない人ばかりですよ」
Xさん「あ、たしかに。不慣れな環境でリスクがありますね」
佐々木「ですよね。それでもなお転職への気持ちがあるようでしたら、別の理由がありそうですね」
Xさん「…….あえて言うなら、好きな機種を作っているメーカーで働いてみたいです」
佐々木「おお、それはいいですね。好きを追求するのはとても大切なことです。でもなぜ申し訳無さそうにしているんですか?」
Xさん「やっぱり仕事は仕事なので、ただ好きだからというだけでは動機としては弱いかな、と。しかも、仮に入社できてもその機種に関われるとは限らないのもリスクですし」
佐々木「仮に入社してすぐにその機種に関われなくても、今よりも一歩近づきませんか?」
Xさん「たしかに。今よりは可能性が高まりますね」
佐々木「はい。そうなんです。転職はリスクと考えるか、可能性を拡げるものとして考えるかで変わってきます。それに新卒で今の会社を志望した理由はなんでしたか?」
Xさん「大好きなパチンコ、パチスロを作ってみたかったからです」
佐々木「でもジョブローテションで開発職に携われるとは限りませんよね。リスクだとは思いませんでしたか?」
Xさん「当時はとにかく好きなものに一歩でも近づくことが近道だと思っていました」
佐々木「今回もそれと同じではないでしょうか。好きだからコレをやりたい!という願いはいつか叶いますよ。念ずれば通ず、です」
Xさん「そうですよね。ちょっと勇気がわいてきました。帰宅してもう一度考えてみて連絡します!」
佐々木「どうぞどうぞ。いつでもご連絡くださいね」
この翌日、Xさんからは「やっぱりAメーカーに挑戦します!」とお電話を頂き、サポートの結果、志望したメーカーから内定を獲得し転職されました。
まだ日が浅いため入社後に携わりたかった機種に関われているかどうかはわかりませんが、チャレンジする気持ちで転職したXさんなので、必ずご活躍されることでしょう。
「念ずれば通ず。」
佐々木智浩(@sasaki_37career)
株式会社さんななキャリア
代表取締役/中小企業診断士
遊技機開発専門の転職エージェントとして9年のキャリアをもつ。遊技機開発や生産の業態や職種知識を保有し、専門性の高いマッチング力が強み。自身も20年来の遊技ユーザー。国家資格の中小企業診断士を保有し、経営知識を活用した求人企業の分析も得意。
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