中小企業診断士の実務補習終了報告
こんにちは。代表の佐々木です。
今回は、遊技機業界でお世話になっている皆様向けに、中小企業診断士の実務補習が終了したご報告の記事です。
私は中小企業診断士という国家試験に合格しまして、本登録に必要な実務補習を受講してまいりました。
中小企業診断士の合格記事はこちら。
現在に至るまでの時間経過はこちら。
2020年10月25日 2次筆記試験
2020年12月11日 2次筆記試験合格
2020年12月20日 2次口述試験
2021年1月5日 2次口述試験合格
2021年2月5日 実務補習
中小企業診断士とはどういった資格かと言いますと、中小企業の「ヒト・モノ・カネ・情報」の経営資源を有効活用して成長することを支援する士業です。
税理士や会計士、社労士の経営版とお考え頂くとよろしいかと思います。
よって、試験科目は「経営戦略論」「マーケティング論」「組織論」「財務会計」「生産管理」「店舗運営管理」「法務」「IT情報システム」となっています(他にもありますが割愛)。
これらの試験を経て、2月5日から実在企業の経営支援をする実務補習を受けてまいりました。
実務補習は、1社につき11日間で3社の経営支援を行います(守秘義務があるため、具体的な業種や支援内容は伏せます)。
1社ずつ進行するため、同時並行はありません。
メンバーは私一人ではなく、5人ほどの構成です。全員中小企業診断士の合格者で実習生です。年齢は20代から60代まで様々です。
各メンバーは、経営戦略・財務戦略・営業戦略・情報戦略・生産戦略などの分野に割り振れられます。
そして、指導員としてベテラン診断士が1〜2名付きます。
初日は、経営者のもとを訪れ、経営ニーズやお困りごと、現在がどうなっているかをヒアリングします。
2日目は、メンバー全員でヒアリング内容を整理・分析し、問題点や伸ばすべきポイントを洗い出します。そこから解決策を考察します。
3日目から8日目までは、各メンバーが10ページから20ページほどの報告書にまとめます。経営者にわかりやすく伝えるために、グラフや表、絵や図などを使いながらWordで制作します。
9日目と10日目は、各メンバーの制作分を集めて、全員であーでもないこーでもないと議論をしながら、全体の整合性や誤字脱字、体裁を整え、統合、印刷をして製本します。
11日目は、経営者のもとに再訪問し、資料をお渡しするとともにプレゼン形式で報告して終了です。
1社につき上記のサイクルを、2月5日〜15日・2月19日〜3月1日・3月5日〜15日で実習してまいりました。
考えることと書くことのエネルギー消費が激しく、最終日はかなりの疲労感でした。が、本業では使わない脳をフル稼働したことで、スキルの向上にはつながりました。
考えるという点では、人材業でも遊技機業界でもない初めて触れるような業種なのに、経営改善策に至るまでとことん考える必要があります。
考えるというより考え抜くという感じです。
さらに、ExcelやPowerPointを駆使し図表を作りながら、解説文を書いていくため、酸素を思いっきり吐き出している感じで酸欠になりそうでした(笑)
とはいえ、私は他のメンバーよりも多めに担当をさせていただいたので、より多くの経験を積むことができました。
通常は、1社につき1人1分野ですが、私は2社目と3社目で2分野ずつ担当させていただき、3社で5分野を経験できました。
こうして実務補習が終わりましたので、正式に中小企業診断士として登録されるのは5月となる予定です。
今後は、エージェントとしてだけでなく、中小企業診断士としても、遊技機開発の企業様に還元していけるよう様々なサービスメニューや施策を考えていく予定です。
今回はここまで。お読みいただきありがとうございました。
佐々木智浩(@sasaki_37career)
株式会社さんななキャリア
代表取締役/中小企業診断士
遊技機開発専門の転職エージェントとして9年のキャリアをもつ。遊技機開発や生産の業態や職種知識を保有し、専門性の高いマッチング力が強み。自身も20年来の遊技ユーザー。国家資格の中小企業診断士を保有し、経営知識を活用した求人企業の分析も得意。
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