転職活動事例編vol.4(48歳メカ設計)
こんにちは。代表の佐々木です。
あと少しで4月です。だいぶ日中は暖かくなりました。過ごしやすい季節になりましたね。
春になると、転職で中途入社する方が増えます。他の季節よりも多いです。
年明けから心機一転、転職活動をしていた方々が、無事に転職活動を終える時期だからですかね。
時期的に年度の切り替わりということもあり、辞めやすいタイミングというのもあるのかもしれません。
弊社をご利用頂いた求職者様も、3月〜5月のご入社が比較的多いです。皆様のご活躍を心よりお祈りしております。
それでは今回は、わたしの転職「転職活動事例編vol.4」です。
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今回の主役は48歳Dさん。30代前半に他業界から遊技機業界へ転職し、ぱちんこの機構設計に携わっていました。
弊社にお越し頂いたきっかけは、転職サイトにご登録されていたDさんへスカウトメールをお送りしたこと。
佐々木「はじめまして。スカウトメールにご返信いただきありがとうございました。」
Dさん「はい。スカウトメールはたくさん届くんですが、遊技機特化というのは珍しかったので。」
佐々木「そうでしたか。ご興味をお持ち頂きましてありがとうございます。」
Dさん「ただ、ご紹介頂いたX社の求人は既に応募済みでして。」
佐々木「なんと、そうでしたか。ご応募済みの求人で二度手間になってしまい失礼致しました。」
Dさん「いえ、遊技機特化ということであれば他にもあるのかな、と思いまして。ただ、そもそも求人がどのくらいあるのかな〜と思いまして。」
佐々木「もちろんありますよ。Dさんのご経験でしたら10社はご紹介できると思います。」
Dさん「結構ありますね。ただ、年齢面ではどうでしょうか。」
佐々木「ご年齢面はやや懸念になると思います。隠しても仕方がないので正直にお伝えすると、40代の書類選考内定率は7.9%です。」
Dさん「それは高いのですか?低いのですか?」
佐々木「低いですね。全年代の平均は10.9%で、20代と30代は10%を超えます。」
Dさん「あまりパッとこないですね。」
佐々木「書類選考通過率で比べてみるとわかりやすいかもしれません。40代は22.4%で全体は30.5%です。」
Dさん「それはだいぶ変わりますね。」
佐々木「あとは、考慮すべきこととして、年齢を重ねるほど応募できる求人が少なくなるという点でしょうか。」
Dさん「たしかに言われてみればそうですね。」
佐々木「数字面では年齢面が懸念になりますが、Dさんのようなベテランの方の強みは経験のひと言につきますから、経験に合う求人に出会えればすぐですよ。」
Dさん「私の経験にマッチする求人にぜひ出会いたいところです!」
Dさんのように、遊技機業界での経験が長く技術や経験値は申し分なくても、転職活動で苦労する方は少なくありません。
理由は、転職市場と労働市場は別の市場だからです。
よって、Dさんもその違いをご認識いただいた上で転職活動に臨んで頂きました。
もともと歳下の方々とも馴染みやすいお人柄だったということもあり、応募先から良い評価で内定を獲得されました。
労働市場での立ち振舞いを、転職市場に持ち込んでしまうベテラン層の求職者様もいます。
実際のところ、個人のキャリアは転職と労働がつながっていますが、市場評価は別物です。そうなると転職市場に適した振る舞いが必要となります。
Dさんは早くから労働市場と転職市場の評価が別物だとお気づきになられました。それがスムーズな転職活動につながった要因です。
今回はここまで。お読み頂きありがとうございました。
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佐々木智浩(@sasaki_37career)
株式会社さんななキャリア
代表取締役/中小企業診断士
遊技機開発専門の転職エージェントとして9年のキャリアをもつ。遊技機開発や生産の業態や職種知識を保有し、専門性の高いマッチング力が強み。自身も20年来の遊技ユーザー。国家資格の中小企業診断士を保有し、経営知識を活用した求人企業の分析も得意。
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